
重く徳積んでこそ理が効く
ぜいたくとはいかぬまでも、教祖のひながたを忘れていては、存命で働いて下さる理が頂けなくなります。「不自由勝ちで掛かるは道である。十分にして掛かるは道やない」(明治34・11・21)というお言葉もあります。人並み以下で結構、と、衣食住その他を質素にして通る心が大切ですね。与わるもの以外は求めない、買わない、という生活ができたら、ずいぶんと徳を頂けるでしょう。私は下着以外の衣類を買ったことがないし、外出先で食べ物を買うこともほとんどありません。身を落として神様に任せ切ったら、かえって心身が強くなりますね。神様が抱きかかえて下さるからです。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ - 朝席のお話」、天理教道友社)