2024-10
生まれ更わり
人間というは、たゞ一代と思うてはならん。一代と言うやない。同じ生まれ更わり/\ある。よう聞き分け。子孫理を伝うて来る。(明治33・10・3)
真実蒔いた種
石の上に種を置く、風が吹けば飛んで了う、鳥が来て拾うて了う。生えやせん。心から真実蒔いた種は埋ってある。鍬で掘り返やしても、そこで生えんや外で生える。どんな事も濃い、浅い、甘い、これをよう聞き分けてくれ。(明治23・9・30)
をびやさんしき許す
をびやさんしき許す、…すっきり常の通り/\。さあどうじゃどうした、常の通り産をして了う、常の通り毒は要らず。いつ/\すっきりいんじりとも動かず/\、僅かの日じゃで。皆世界一時、そのまヽ常の通り、これが第一をや人間始め証拠。(明治22・9・23)
心治めるなら
身の思やんは要らん/\。どんな事を聞いても聞き流し聞き流し、心治めるならいつ/\の道も通す。…気休みというに、何処でなりと、ぢばで居ればこれ程楽しみあろまい。(明治23・9・20)