おさしづ配信

大きい心

おさしづ配信

「この道は大きい心持っては大きい道に成る。小さい事に思うてはならん。小さい心持って居てはあちらからにをい、こちらからにをい、一つの邪魔になる。」(明治24・6・8)

この道は世界だすけの道ですから、大きい心を持たねばなりません。
身体は東北の片隅にいても、心は常に世界中に及んでいなければなりません。一人のおたすけが、やがて万人たすけの土台となるのです。ですから、一人の人をしっかりおたすけさせていただくことがとても大事です。
僕は「この辺一帯はお道の土地になる」と言ったことがありました。それがだれからどんなふうに伝わったのか、ある地主の方の耳に入り、今まで自由にさせていただいていた土地も使えぬようになり、そのため結局、別の地主さんから土地を売っていただく結果になり、言ったとおりに一歩近づいたのでした。
愛町の初代会長様は、恵まれぬ子供たちのための学校をつくりたいとお考えの時があったようです。僕も、いつかそんな学校もつくりたいなという思いがあります。思えば思ったとおりに成ってくるから、お通は不思議なのです。そのためにやがて広い土地が与わるはずです。
親神様の大きい心は、とうてい人間には計り知れぬものがあります。だから、浅薄な人間考えで考えず、素直に教えられたままの心で進ませていただくことが必要ですね。
お道の人は大きな心になって、悪口言う人の後ろ姿を心から拝んで通れるようにもならねばいけません。こちらのの悪いいんねんを取ってくださる恩人と、心から思えるようになってこそ、いんねんも切り替わっていくのですね。
反対が多い所ほどお道は栄えるものです。反対した人ほど一生懸命やるようになるものです。一番いけないのは”糠に釘”の人で、手ごたえないのは結局駄目ですね。毒のあるものからかえって良い薬が取れるのと同じで、毒にも薬もならない人では駄目なのですね。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)