おさしづ配信

ぢば

おさしづ配信

「ぢばに一つの理があればこそ、世界は治まる。ぢばがありて、世界治まる。」(明治21・7・2)

おぢばは世界のへそですね。人間宿し込みの元となる地場です。ぢばから世界に散ったが、やがてこれから世界から集まって帰って来ることになります。魂の里帰りです。
天理駅前の広場にも、あちこちの詰所にも、「ようこそお帰り」の大きな看板を目にしますが、初めての人に対しても「ようこそお帰りくださいました」とお迎えしてくれる所は、世界のどこにもありませんね。
あるフランス人の書いた本の中に、その人は天理へきた時、故郷に帰ったような気がした、と書いていました。その本の名と著者名を控えておかなくて、しまったと思ったのです。
一年一年、おぢばへ海外から帰る人の数は増えているようですが、日本から海外へ行く人々の数に比べたら、まだまだ少ないですね。世界一れつ陽気ぐらしに向かって、どんどん世界だすけに励まねばならぬ旬ですが、それなのに、日本の国内だけでも、まだまだもたもたしているのが、残念なことですね。
たすけられた皆さんのご恩返しが大変遅れているためでしょうね。ご恩返しは、何よりもおたすけが第一です。ちょいとお礼のお供えをして、お礼が済んだと思ったら大間違いです。
お金をお礼としてお供えするより、同じご守護を多くの人にもらっていただくのが一番のお礼であること、声を大にして叫ばなければなりませんね。
たすかったら、七人はおたすけしてこそ、お礼が一まず済んだに過ぎないと思うべきですね。最低でも三人はおたすけしてほしいものですね。三人おたすけしなかった人は、まだお礼が済んでいない、と思うべきですね。
それにしても、この世界と人間をお創りくださった親神様でなければ、このおさしづは言えないでしょうね。はっきりと、きっぱりと、自信を持って、確信を持っておっしゃっていますね。このこと、世界中に知らせてあげてください。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)