おさしづ配信

八方広がる

おさしづ配信

「難儀なをやの通りた理が分かれば皆分かる。八方広がる。八日九日苦が無くなって、一つのをや一つの理、一日の日世界八方と言う。」(明治22・8・4)

教祖が五十年の「ひながた」の道を通られた理は、自分もまた「ひながた」のどれかを真似て通ってみなければ、わかるものではないでしょう。通ってわかれば感激し、その感激が広く八方へ伝わっていくでしょう。
神様が言われる「一日」は、一年に相当することもあるようです。七日つまり七年間、難儀苦労の道を通ったら、八年目には八方に広がって、九年目には苦がなくなってしまう、ということも可能になるでしょう。
でも、人並みに食べて、着て、寝て、それで徳を積もうと思っても無理でしょうね。教祖の「ひながた」を、変わることなく、十五年、二十年と続けて通ってこそ、実りが得られてくるのが普通でしょう。十五年を一日のごとく通ってこそ、世界八方へ広がる理を頂けるのだと思います。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ-朝席のお話」、天理教道友社)