おさしづ配信

自由の理

おさしづ配信

急いたるとて行こうまい。日々心を長く持って自由の理を見るがよい。どういう理が自由。放って置けん理もある。…遥か心を持ってじっとするがよい。(明治27・9・13)

待てば海路の日和、とか、果報は寝て待て、とか、諺にも出てきます。ただ待つだけでよいこともありますが、少しでも神様のご用をつとめて待つほうが良いこと、もちろんです。
神様は、お前のは神のことをせい、お前のことは神がする、と仰せだといいます。だから、行き詰まったり、思うように成ってこない時は、そのことにとらわれないで、神様のご用をするのがよいですね。
わけても、おたすけが一番よいでしょう。心が明るく陽気に勇んでくるからです。おたすけ先でどんな苦労や、嫌なつらいことがあっても、それを乗り越える勇み心がでてくるのです。
世の中でも、急いては事を仕損じる、と言われているように、断じて急いてはなりませんが、神様のご用で急がねばならないことを遅らせれば、成ってくるのが遅くなることもあります。
そこに気づくことがあったら、しっかりお詫びをすることです。お詫びをするだけでなく、その償いを定めてお誓いすることです。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)