おさしづ配信

変わらんが生涯の理

おさしづ配信

「一つの心、第一の理。親々という、一名一人いついつ事情という。小人事情ではない程に。皆んな、一つさしづという理は、うっかり出けん。生涯のさしづというは、変わらんが生涯の理。変わるというは、心が変わる。」(明治29・5・3)

同じ一つの心を変わることなく貫くということは、一番大事なことである。子供たち一人ひとりの病気は、みな親二人に元がある。神のさしづというものは、うっかりと聞き、うっかりと受けてはならない。生涯変わりなく守り抜く心が、とても大事である。
こういう意味のおさしづだと思います。
子供十五歳までは、全部親に元があると教えていただきますが、病気したその間だけ必要なおさしづではなく、実にその全生涯にわたって守るべき心得を教えてくださっています。
受けて守る心が変わると、病気や災難が出てくるので、いつでも、どこでも、だれに対しても、変わらず守り抜く心が必要ですね。
変わるまいと思っても変わっていくのは、いんねんの故でありますが、おたすけに励んでいますと、心が明るく陽気に勇んできて、変わらず守り抜けるようになってくるのです。「たすかりたいではたすからん。たすける心がたすかるのや」とも言われますが、このお言葉は、実に簡単明瞭で、素晴らしい真理を教えてくれています。
おたすけの心を、常に心から離さず守っていたら、だんだんいんねんに勝つことができるようになり、徳も積んでいくことができるようになり、やがて自由自在に生きていけるようになるのですね。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)