おさしづ配信

気の間違い

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「間違い間違い、憑きもの化けもの、心の理が化けるで。一つの理はどうもならん。あんな人何故なる。人間一つの理を持って生まれる。…憑きもの化けもの一つ心理を障る神は無い。」(明治25・4・19)

あくまでも、心の種まきの結果、病気災難が出てくるのです。その心の使い間違いが、人間と人間との関係の中にいんねんを作り、その結果として出てくるのであって、それ以外の原因で出てくることはないのです。
あんな人はどうしてそんな病気になるのか、と思っても、前生や過去の心の種まきの間違いが積もり積もって、成ってくるのです。親の因果に子が報い、となることもありますが、これとて、前生その種をまいているので、そんな親のところへ生まれてくるのです。
親不幸や、相続や結婚の間違い、色情のいんねんなどの結果出てくるのであって、決して憑きもの、化けものの故ではないのです。
自分考え、自分の好き嫌いなどを、いけないと思っても押し通して、勝手を通っていると、やがて一つつまずくと、それから気になり始めて迷い、自分の心を自分でどうすることもできなくなります。やがて病気が出てくるようになります。あくまでも、心の間違いの結果なのです。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)