おさしづ配信

神の道に論は要らん

おさしづ配信

「論は一寸も要らん要らん要らん。論をするなら世界の理で行け。神の道には論はいらん。誠一つなら天の理。実で行くがよい。」(明治22・7・26)

お道は、賢く社会を渡るのとはまるで反対で、「あほうは神の望み」と言われるように、理屈を立て、論を張って通る道ではありません。普通なら割に合わぬ話と思えるようなことでも、ハイと素直に受けて通る道です。
M子さんは、一時、道から離れようとした時期があったといいます。M子さんは頭のいい人ですから、お通の話がアホらしく思えたのかもしれません。しかし、思いとどまり、いまでは教会長夫人になっています。
割に合わないと思えるような苦労も、決して無駄にはならず、後に必ず、お通を通って良かったと感謝したくなるはずです。
「苦労は楽しみの種。どうでもこうでも楽しみ働けば、これ種と成る」(明治33・12・22)と言われます。
(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ-朝席のお話」、天理教道友社)