おさしづ配信

先に定めてすれば

おさしづ配信

「どんな所でも話するは八つのほこり、又いんねん為す事諭して居る。いんねん諭する事、他に事情成程という道初めにそれぞれ付いて、先々と言う。よう聞き分け。諭す中に内々理あるによりて、これ聞き分け。いんねん諭して先に諭すれば、いかなる事も自由。又めんめん諭す処から、めんめん先に定めにゃならん。先に定めてすれば皆自由そこにある。」(明治26・12・24)

おたすけで、いんねんを諭す時、相手より自分が先に悟り、心を定めることが必要です。おたすけは、あくまでも、自分自身の成人のためなのですから。
だから、人に諭す場合、自分に諭すつもりで話すことです。相手を鏡にして己を見つめ、己のいんねんを悟り、自分がまず心を定める。つい、先生ぶったり、相手を責めるようになりがちですが、そうならぬよう、相手を勇ませてこそおたすけであることを確認すべきですね。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)