おさしづ配信

理は柔らこいもの

おさしづ配信

「国で一人でも誠の理をあれば、この元から芽が吹くと言うであろ、と。……だんだん一年二年の理で大きに成る。……理柔らこいものや柔らこいものや、柔らこいものでも堅とうに成る。どう言うて来るも、こう言うて来るも、掃除掃除、一つの道や。どんな事聞こか、胸掃除一条の模様しや。」(明治21・12・22)

一軒の家に誠の人が一人いれば、家じゅうが治まります。家庭が治まらないとしたら、誠の心がまだまだ足りないのだと、一層誠を出そうと頑張ることです。
誠の心というのは柔らかなものです。けれども、変わらぬ心で誠を出していくと、「誠より堅き長きものは無い」と、おかきさげにあるように、やがて堅い道ができてくるのですね。
どんなことも、一切が胸の掃除のため、と受け取り、節から芽が出るのを楽しみに通っていけば、陽気ぐらしに変わります。
このみちハどふゆう事にをもうかな
このよをさめるしんぢつのみち (おふでさき 六号4)
お道は、この世界と人間を造られた親神様がつけられた道ですから、この道なくして世界の平和も、人々の幸福も成り立たないのです。低い、やさしい、柔らかな心を持つと同時に、誇りを持って、胸を張って、堂々と通る心も必要ですね。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)