おさしづ配信

常々に誠の心で

おさしづ配信

「さあさあ常々に真の心に誠という心あれば、天然という理がある。世界という、自由自在は、何処にあると思うな。めんめんの心、常々に誠あるのが、自由自在という。」(明治21・12・7)

わが身どうなっても相手のために、という心、そして変わらぬ心、これは誠であり神様に受け取っていただける心です。常にその誠の心があれば、自由自在に通れるようになるのですね。
相手のためにと、相手に合わせて通っていると、その姿は弱々しいようにも見えるかもしれません。しかし、ふだん、自分の思いを通している人ほど、いざという時に、自分の思いが通じなくなるものです。それに反して、誠の心を貫いていると、そうした場合、かえって思うことが思うように成ってくるのですね。
ふだん、人の思いをさえぎっていたら、いつか自分の思いがさえぎられるようになるのは自然なことです。勝手の心が強いと、大事な時に手元不如意となり、勝手がきかなくなります。やはり、日々を慎みの心で通り、大事な時に自由自在の理を頂けるよう陰で得を積んでおく必要があります。特に、陰で勝手の道を通ると、表でうまくいかなくなるものです。陰で、正直に誠真実を尽くしておくから、お陰さまで、となるのですね。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)