おさしづ配信

気に掛けずして

おさしづ配信

心掛け気に掛けずして一里行け、一里治まる。二里行けば、二里治まる。(家業引続けて宜しきや、休みて宜しきや伺)…先の定めより今の今、一つ定めある。今定め道がある。(明治20・9・4)

気にかけるということは、信じ切れなかったり、もたれ切れなかったりして、人間思案が出るということでしょうから、先案じや疑い、迷いが残っているということにもなり、心どおりに理が回ってくるので、邪魔になって、成るはずのものまで成らなくなります。だから、気にかけるということはいけないのでしょうね。
気にかけなかったら、一里行けば一里治まる、とおっしゃっています。ですから、気にかけず、信じ切って、何里でも行けばいいのです。行っただけ治まってくるのです。
また、「先の定めより今の今」とおっしゃいます。今、しっかり定めて通ればよいのですね。今の、最善の精いっぱいの真実を定めることが大事です。
自分がやるというよりも、神様が通らせてくださる道ですから、だからこそ必ず成るんだと、信じ切って通らせていただくことが一番大事ですね。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)