おさしづ配信

世界みな兄弟姉妹

おさしづ配信

「さあさあ、世界皆兄弟、身は皆兄弟。さあさあ、真の誠の心が、心は皆々兄弟。」(明治21・12・5)

世界中の人間は、みな、親神様の子供ですから、私たちお互いはみな兄弟姉妹ということになります。
お互いは、神様から等しく体をお借りしているのですから、その点では確かに兄弟姉妹です。ただ、心は「わがもの」で一人ひとり違いますから、心から親神様を親として慕い、兄弟姉妹としてたすけ合う誠の心がなければ、この意識は生まれません。人間の元の親を知らない人、あるいは、それを信じない人には、決して世界みな兄弟姉妹の自覚はできないでしょう。
武者小路実篤は、カボチャやジャガイモの絵を描き、そこに「仲良きことは美しき哉」と書きました。カボチャやジャガイモが神様によって作られたものとして、個性豊かに並んでいると、形や色こそ違え、仲が良いように、そして美しく見えてくるのでしょう。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)