おさしづ配信

止める心あれば止まる

おさしづ配信

「止める心あれば止まる。冷やす心あれば冷える。直き直きの事情を直ぐと聞かすがよい。」(明治23・11・24)

たとえば便秘をするのは、出すのを止める心があるから、ということになります。人のために真実を出そうとする心と、それを止めようとする心のどちらも、人間にはあるのですが、人間心に負けると、出すのはやめようということになってしまいます。
やはり、心どおりの守護であって、冷やす心があるから冷えるのでしょう。冷やす心は思いやりのない心であり、わが身かわいい心です。そういう心では、夫婦・親子の縁も薄くなって、自分一人が取り残され、寂しさを味わわねばならなくなります。結局、人をたすける心がないと、自分がたすからないことになります。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)