おさしづ配信

心の楽しみ一つ重ねば

おさしづ配信

「出けるだけ出けるだけして、心の楽しみ一つ重ねば、大変出けるだけ皆力持って、今年に出けねば来年というは、楽しみの理であろう。…日々積み立てる理は受け取る。なれど出けん事無理に言わん。楽しみだけ運んでくれるよう。」(明治25・10・6)

腹下りに対するおさしづでは、実行を急ぐように促されるものもありますが、この場合のように、急がず、あせらず、今年できねば来年、という心になって楽しめ、と諭されているものもあります。
食べ物も、よくかみしめ、味わって、楽しんで食べるように、物事も、着実に日々積み上げて楽しむ方がよい、ということなのですね。
神一条の務めは急がねばなりませんが、おたすけもあり、教会の務めもあり、本部の務めもある。その場合、どれを主にしたらよいのかと迷うこともあるでしょう。肥は枝葉にかけては枯れるので、やはり根にかけねばならないでしょう。根に肥をやれば枝葉もよく伸びます。どの務めも大事ですが、順序を間違えぬことでしょうね。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)