おさしづ配信

人間の義理は要らん

おさしづ配信

「人間の義理は要らん、人間の義理思えば、神の道の理を欠くで。」(明治21・10・5)

「難しいと思うは、人間と人間との義理が無くば暗闇とも言うやろう。人間の義理を病んで、神の道を欠くという。以前に諭したる。それが退かん事ではどうも難しい。」(明治23・10・5)

親の恩は、他のどんな人から受ける恩よりも大きいものです。しかしそれも、元の神・実の神である親神様の恩に比べたら小さいものです。人間の義理も、親への義理に比べたら小さいものです。
人間にとって1番大切なのは生命です。その生命を神様から頂き、体を借りて人間は生きているのですから、いざとなったら、神様の理を何よりも重んじて、人間の義理は捨てるほかありません。生命あっての物種。生命なくして義理を果たすことはできないからです。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)