おさしづ配信

世界の理、神の理と二つ一つ

おさしづ配信

「さあさあ世界の理、神の理と二つ一つに胸に治め。…神一条の道はどうでも付けにゃならん、付けささにゃならんならん。さあさあみんな揃うて、日々に心が勇めば、神も勇む。」(明治21・9・30)

「世界の理」とは、ここでは、世間の道理の上に立って、明治二十一年に天理教会本部が設置されたことを言います。この世間の道理と、神の理を二つ一つに胸に治めよ、と言われているのですね。
愛町の初代会長様は、出直される寸前、「二つを一つにするんだよと」、遺言のように言われました。二つ一つの理は、お通の教理でも、非常に大切な一つと言えるでしょう。
「皆んな勇ましてこそ、真の陽気という。めんめん楽しんで、後々の者苦しますようでは、本当の陽気とは言えん」(明治30・12・11)と言われます。おたすけに出ると、それまで心がいずんでいても、勇み出すものです。また、おたすけで相手も勇ませるのですね。人が勇めば神も勇み、神が勇めばご守護が増し、作物も豊作になると言われます。
このみちハどふゆう事にをもうかな
このよをさめるしんぢつのみち(おふでさき六号4)
この道は、世界をたすけ、世界を治める道なのですね。(渡部与次郎、「おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)