おさしづ配信

心定めるなら

おさしづ配信

末永く一つの理を以て案じる事は要らん。どういう事である、いかなる理尋ねる理も聞く理も、事情たんのう長らくの心定め日々という。心定めるなら身は速やかという。(明治23・9・6)

「心定めが第一やで」というお言葉もあります。困ること、悩むことも、立場を変え、向きを変えると、ありがたくもあり、喜びともなります。
病むおかげや困るおかげで、お道に一歩進むこともできるし、本当に、良いが悪いか悪いが良いか、人間には分かろうまい、とおっしゃるお言葉の通りだなあ、と思われてきます。
そして、やっぱり日々常々が一番大事だなあ、と、しみじみ考えます。そのことに気づくだけでも、病気して良かったな、ということになります。
そして、それから先が楽しみとなります。その日々の心定めが、月々の定め、年々の定めにも発展したなら、さらに先々将来が楽しみになってきます。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)