おさしづ配信

満足与えてくれ

おさしづ配信

長らえての間/\、遠く厭わず、何でもと言うて通りたる処から、身上どうとめん/\又皆々あろ。よう聞き分けて、満足与えてくれ/\。(明治34・8・16)

親なればこそのお言葉ですね。病気になるような心を使っているから病気になるのではあるけれども、よくその人たちの話を聞き分けて、満足与えてやってくれるように、とおっしゃっています。
病気にさせるのもかわいければこそであって、罰を与えるためではないのですね。それを不足しては、それこそ罰当たりになります。一人ひとりがまいた心の種まきの結果の病気なのであり、ちょいとの心のほこりが積もった結果ではあっても、知らずに暮らしている子供と同じなので、よく話を聞いてあげて、満足させてあげてほしい、とおっしゃいます。ありがたいことですね。おたすけに出る人は、みんなこのお言葉を忘れてはなりませんね。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)