おさしづ配信

子供身の障り

おさしづ配信

さあ/\子供々々身の障り尋ねる。…情無い、うたていな/\思えば、理が回る。…人の子さえ大事に育てる理がある。日々の理、重々の理に諭して置く。(明治25・8・8)

病人に対するおさしづの中で一番多いのは、案じるな、とおっしゃっている言葉だと思います。ここの「うたていな…」と同じように、「案じれば案じの理が回る」というお言葉もあります。
普段は、つい家業や仕事にとらわれて日々おろそかにしているくせに、いざ子供が病気になると、かわいそうだ、情けないという心が強くなり、案じ、情をかけ過ぎがちになるものです。
だから、日々常々を大事にして、病気にさせぬよう心がけていれば、病気になったからといって案じ過ぎたりしないで済むというものです。一日生涯の心を持ち続けることが、実に大事ですね。
毎日欠かさずおたすけしていたら、子供で困ることもなくなるものです。一日も欠かさず十五年以上続けると、実り始めるものです。毎日三度の食事は忘れない人がほとんどだと思います。それと同じように、おたすけも習慣になってしまえば、ちっとも難しいことではなくなります。
心はコロコロ変わりやすいので、まず形から守りきることが必要です。毎日、わが身どうなってもという心で、たとえ二、三時間でも続けることです。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)