おさしづ配信

たんのう

おさしづ配信

「日々通る年々通る処に、一寸世上皆通る処にたんのと。それ身の処に一寸不足あると、案じる。そこで、一つたんのうとして心を治めと。」(明治23・8・2)

たんのうという題にするのは三回目です。おさしづの中には実に何回もたんのうという言葉が出てきます。
特に、病人に対する場合が多いですね。やっぱり、人間の苦しみの中で病気はその最たるものかもしれませんね。死ぬかもしれん危険と隣り合わせの病気などは、特にそうかもしれませんね。
でも、たんのうは人間のすべての苦しみにかかわるものであること、もちろんです。たんのうなくして、真のたすかりも、陽気ぐらしも成り立たなくなります。数多く出てくるだけ、ますます重要な心の治め方と言えるでしょうね。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)