おさしづ配信

長い心

おさしづ配信

「まあ長い心/\、長い楽しみ/\。長い心を持って、これまで容易ならん処を、内々十分の心治まってある中、こうして居れば気楽じゃ。」(明治26・7・5)

短期は短命、とも言われます。だから、その反対の呑気な心、長い心になって、長命のご守護を頂くほうがいいに決まっていますね。
特に、病気になったら、絶対あせってはいけません。絶対に案じてはなりません。疑ってもいけないでしょうね。
それには、家族一同の心も一致して、そのように治まっていなければなりません。病気して気楽じゃ、とは受け取れない人もあるかもしれませんが、そんな心になっていただくよう、家族の一手一つのたすけ合いがほしいものです。
僕は小学校三年の時、百日咳というのを病んで、一カ月ぐらい学校を休んで寝かせられたことがありました。とても大事にされて、病気するとこんなに大事にされるのか、と思ったものです。
しかし、大人になると、自分の心得違いで病むのだから、つれなくされるのが自然なのかもしれませんね。でも、気楽にさせていただくこともまた大事である、ということでしょうね。(渡部与次郎、「続おさしづに学ぶ – 朝席のお話」、天理教道友社)